広島市中区で土地売却・査定のご相談なら！底地・借地権を同時売却するメリット

借地権とは

借地権は、借りている土地に建物を建てて活用する権利であり、活用されている状態で地主が所有している土地を「底地」といいます。

借地権は借地借家法に規定されている権利であり、更新を繰り返すことができる権利です。借地権の存続期間は30年で、正当な理由がない限り、借地権設定者（地主）側から解約することはできません。

単独売却とは

底地と借地権を単独で売却することです。

借地権がついている底地のみを売ることもできますが、単体で購入しても活用することができない上に、地代が入っても固定資産税などに消えてしまうのが実情です。

また借地権の単独売却も、地代の負担やあらゆる際に地主の承諾が必要になるため、底地の単独売却では買い手がつきにくいとされています。

同時売却のメリット

それぞれ単独で売るとなると買主が見つかりにくく、見つかっても不動産の価値が下がる傾向にあります。同時売却を行うことで土地を利用する際に制限がなくなるため、高く売れやすくなります。地主と借地人ともに合意できる場合には可能な方法です。

同時売却の注意点

同時売却で出た利益はすべて手に入るわけではなく、借地人にも分配されるので注意が必要です。借地人が受け取る割合を借地権割合といい、国税庁が30～90％で定めています。土地の利用価値が高い地域ほど割合が高くなりますが、最終的には地主と借地人ともに納得できる割合を話し合って決めます。

相談に適したタイミング

同時売却の相談に適したタイミンとして、相続などで地主と借地人のいずれかの状況が変わったときが挙げられます。特に、地主に借地権を買い取るだけの資金がないという場合には、同時売却を検討することをおすすめします。

同時売却の流れは以下のとおりです。

1. 地主と借地人の合意形成

   地主と借地人が話し合って合意することが前提条件となります。この話し合いの際に借地権割合を明確にしておくとスムーズに進みます。

2. 査定

   土地の価値を知るために査定の依頼から始めます。査定は、多くの場合、不動産会社に依頼することとなります。この査定結果をもとに地主と借地人でよく話し合いましょう。例えば、売れなかった場合にどのくらいまで値下げ交渉に応じるのかなど、条件を相談しておきます。

3. 不動産仲介を業者に依頼

   査定を受けた不動産会社の中から仲介を依頼する業者を選び、売却活動を依頼します。

4. 売買契約の締結

   地主と借地人が売主となりますので、買主を含めた3者で売買契約を締結します。この際に、地主と借地人の契約が終了した旨を記載する覚書も取り交わしておきましょう。

同時売却で高値にするコツ

同時売却で重要なのは、地主と借地人との意思疎通です。価格や条件などを随時話し合うことで、チャンスを逃さず高く売ることができます。一般的な不動産売買よりも複雑な関係になりますので、個人で行わず不動産会社に仲介してもらうことも大切です。

広島市の優良不動産販売株式会社では、不動産売却のサポートを行っております。お気軽にお問い合わせください。