【広島市中区】物件買取とは？買取依頼の売却相場について

即時買取とは

売却を希望する物件を不動産会社にすぐに買い取ってもらう方法で、比較的短いスパンで物件を現金化することが可能です。

通常のノーマルな流れでは、不動産会社による訪問査定を受け、提示された買取価格に合意をすると契約が成立となります。早ければ3日程度、長くても1ヵ月程で売却できるのが特徴です。

ただし、現金化が早くできる分、買取価格は市場相場よりも3割程安くなる可能性があります。

買取保証とは

仲介と買取の両方を活用する方法です。一定の期間は仲介販売を行い、期間が過ぎても売却できない場合は不動産会社があらかじめ表示されている価格で買取を行います。

一般的に3ヵ月ほどは市場価格にて不動産会社が販売活動を行うため、期間内に売却した場合は仲介手数料が必要となります。一方で、市場価格にて販売できるメリットがあります。期間内で販売できなければ、不動産が提示した価格で買い取ってもらうことになりますが、このときの仲介手数料は必要ありません。

「買取保証」は物件を現金化したいけれども、できるだけ高く不動産を売却したい方におすすめの方法です。

契約不適合責任の違い

「仲介取引」で忘れてはいけないのが、「契約不適合責任」です。仲介取引は市場価格にて売却できるメリットがありますが、雨漏りやシロアリ被害といった家の欠陥を説明せずに売却し、売却後にそれらが発覚した場合は「契約不適合責任」が問われます。

一方不動産会社による「買取」の場合は、「契約不適合責任」が免除されます。

リフォームして売却するため

不動産会社は再販する前に、リフォームやリノベーション、修繕などのメンテナンスを実施します。そのため、買取時にはこれらにかかる費用を差し引いているのです。

一方、物件を仲介で売却する場合は、このような経費を差し引かれることが無いため、市場価格と同等で販売できます。

しかし家に雨漏りなどの不具合があった場合、売主は「契約不適合責任」に基づいて、修繕などを行ってから売却しなければなりません。買主ご自身でリフォームを行うと費用も高額になる可能性もあり、場合によっては買い取ってもらうほうが、利益が出るケースもあります。

再度販売するための諸費用が必要になるため

物件を再度販売するには、リフォームやリノベーション費用の他に、物件を宣伝する「広告宣伝費」やスタッフの「人件費」、他にも「不動産取得税」や「登録免許税」などの諸経費が必要になります。こういった諸経費も考慮され、買取価格が下がるのです。

不動産会社の利益分として

不動産買取では、市場価格の7割程で買い取った物件のリフォームやリノベーションを行い、市場価格にて再販します。

しかし、再度販売された物件がすぐに売れるとは限りません。はじめは市場価格で売り出していても、売れない場合は販売価格を下げることもあります。つまり、値下げも踏まえて買取価格を低めに設定しているのです。